今回からは、書籍『リファクタリング』の3章に出てくるコードの不吉な臭いを解説します。コードの不吉は臭いはリファクタリングするきっかけとして問題コードに気づくヒントを言語化しています。また、コードの不吉な臭いの消臭法として関連したリファクタリングパターンを示しています。本記事では書籍を参考にしながら解説します。
前回までは、『レガシーソフトウェア改善ガイド』を参考に、改善のゴールのすり合わせや設計改善の進む道のヒントとなるリファクタリング、リアーキテクティング、ビック・リライトを紹介しました。今回からは、『レガシーコード改善ガイド』を取り上げていきます。
今回は、前回に引き続き『レガシーソフトウェア改善ガイド』を参考にしながら、チームでのレガシー改善のゴールのすり合わせについて解説します。
ソフトウェア開発のコンテキストでレガシーと言えば、マイケル・C・フェザーズの『レガシーコード改善ガイド』が有名です。が、連載ではまず、もう一つ日本語訳されている、『レガシーソフトウェア改善ガイド』を参考にしながら、技術的…