技術書典7で『アジャイルコーチからのアドバイス』を頒布します!

Eiji Ienaga
時を超えたプログラミングの道
6 min readSep 17, 2019

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同僚と技術書典7で頒布します。川鯉さんが編集を取りまとめてくれた本は、『アジャイルコーチからのアドバイス』になります。よろしくお願いします。サークル名は「シン・オブジェクト倶楽部」、配置場所は「き25D」です。

「アジャイルコーチからのアドバイス」の魅力は豪華アジャイルコーチの執筆陣です!!。お忙しいなか、寄稿を了承していただき本当にありがとうございます!!掲載予定順で、短く解説しますね。私見が混ざった解説なので、詳しくはぜひ本を手にとってください。

角 征典:「この分野は素人なのですが」から始めよ

新しい分野にチャレンジする際は、素人であることをつつみ隠さず、素人として堂々と周囲に質問することで、新たな知見や協力を得ることが物事を進展させるコツです。

家永 英治 :リファクタリングの練習をしよう

市場ニーズに対して俊敏に適応し続けるには、コードの状態を読みやすく、修正しやすく、テストしやすく、そして対話しやすい状態を保ち続ける頻繁なリファクタリングが欠かせません。

家永 英治 :リファクタリング習慣の健康診断 (ショートバージョン)

皆さんのチームでのリファクタリング頻度はどれぐらいでしょうか?1週間に少なくとも1回?1日に1回?半日に1回?1時間に1回?10分に1回?

⻄村 直人:よく躓くものほどチームで立ち向かおう

普段感じているモヤモヤの疑問点を一人で抱え込まず、チームでオープンにして話し合う大切さをインセプションデッキの道具を通じて解説しています。難しい問題は、チームで立ち向かおう。

天野 勝:チームがチームをチームのために評価する

チーム外の人たちによる評価の行為自体が、かえってチームをダメにしてしまう注意点をあげ、チーム自身が自分たちの成長のために評価を能動的に活用することが大切だと力説しています。

川鯉 光起 :成⻑意欲を失わせる「結果を求めすぎる」行為

短期的に成果を求めすぎると、失敗に対して正直にオープンに話すこと妨げ、成長機会を奪ってしまいます。特に伸び盛りの若手に対しては、失敗に対して恐れすぎずに、中長期的に一歩一歩と着実に成長し続けられるよう、心温かくサポートする周囲の先輩やマネージャーの存在が重要になってきます。

川鯉 光起:自己肯定感を下げる「すべき」「しなければならない」の功罪

チームや組織に「すべき」の規律があまりに多すぎると、メンバーやチームが萎縮してしまい、かえってパフォーマンスを発揮できません。「すべき」は、必要最小限に絞りましょう。

川鯉 光起:提案を拒否させてしまう「ソリューション提案」

新しいことを導入する際は、解決案を無理に押し売りするよりも、導入先の当事者の自分ごととして実感が持てる課題にフォーカスすることが大事です。

尾澤 愛実:チームメンバーの本音を集めた後にカイゼンしていこう

先の課題感にフォーカスに関連です。自分とは異なる他人の課題感を理解するには、自分の現状に対する見解や評価は一旦保留し、他者であるチームメンバーの〇〇に注意深く耳を傾けることが大切です。

関 満徳:プロダクトバックログとの向き合い方

プロダクトバックログは誰が作るのか?誰が優先順を並び替えるのか?いつ開発スプリント対象になるのか?などなどプロダクトバックログの向き合い方について、2011年と2019年での変化を丁寧に整理しています。

天野 勝:スライスしてスライスして、さらにスライスする

先のプロダクトバックログの向き合い方と関連です。同じゴール達成に向かってPOと開発チームが協力して対話を重ね、本当に大切なストーリーを見つけることが肝要です。ユーザーストーリーをスライスするほど〇〇が際立ちます!

森 雄哉:“余力”を生み出せ!

「売り上げ」とは異なる、組織やプロダクトの真の成長を判断する指標Xを設定し、その成長指標を伸ばすための活動が行える ”余力”を作り出しましょう。余力は例えば、〇〇があります。

木下 史彦:アジャイルと契約

アジャイル開発を始める際によく話題になる「契約はどうすればよいですか?」の質問に対して回答しています。

木下 史彦:アジャイルと契約、よりも大事なこと

先の続き。受発注の契約関係を超えて、双方が協力しプロダクトの価値を最大化すること、フロー全体で価値をタイムリーで届けつづられるように改善し続けることの大切さを解説しています。

伊藤 宏幸 :アジャイルコーチもコードを書こう

アジャイルをうまくやるには人間性尊重だけでなく技術的卓越も欠かせません。アジャイルコーチもチームメンバーと一緒にコードを記述する時間をとり、技術課題に取り組むことでチームメンバーと関係を深めることが大切です。

川口 恭伸:アジャイルの現場を見に行こう!

アジャイル開発を知る方法としては、本を読んで試すや研修やカンファレンスに参加する他に、実際にアジャイルの現場に足を運んで自分の目で確かめ体験し対話することで、新たな次の一手のヒントが得られます。

高橋 一貴:アジャイル開発の輪を広げる

1チームに所属することから1歩2歩と勇気を持って踏み出し、外側の様々なチーム、様々な組織上の階層、様々な役職の人たちと関わり、組織にアジャイルを広めていくチェンジエージェントとして振る舞う際の心構えを紹介します。

平鍋 健児:アジャイル支援者は「自分ごと」の気持ちであたろう

組織やチームにアジャイルを浸透させるミッションを持っている人は、その組織やチームのコンテキストでその活動に取り組む意義を深く理解しよう。おっと、活動を継続するには美味しいご飯とお酒を忘れずに :-p

技術書典でお待ちしています。

追記:電子PDF版はこちらで入手可能です。

https://booth.pm/ja/items/1565921

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